皮膚の病気 / 09化粧品かぶれ| 大田区仲六郷で皮膚科をお探しの方は雑色皮フ科まで

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09化粧品かぶれ

化粧品を使っていて肌が赤くなる。又は、熱をもったようにほてる。かゆみが続く。ぶつぶつが出る。このような症状がでたら化粧品かぶれを考えなくてはいけません。しかし、その他普通の湿疹、アトピー性皮膚炎なども考えられますので、化粧品のどれが原因なのか、あるいは、関係ないか、きちんと調べることが重要です。

かぶれの部位から考えられる製品
【顔全体】化粧水、乳液、ファンデーション、石鹸、クレンジング、日焼け止めなど
【目の周り】アイシャドー、アイライナー、アイクリーム、目薬など
【口唇】口紅、リップクリーム、歯磨き粉、マニキュア(爪を噛む人)など
【頭・首】染毛剤、パーマ液、シャンプー、リンス、その他ヘアケア製品など
かぶれのタイプ

かぶれには2タイプあります。一つは、「刺激」によるものと、もう一つは、「アレルギー」によるものです。

*刺激

刺激の強いものを使うことにより、誰でも起こりえるかぶれです。また、化粧品を使っている人の肌の状態にも左右されます。たとえば体調や季節の影響で肌のコンディションが不安定な時、肌が乾燥していてバリア機能が低下しているときに、症状が出やすいといえます。

*アレルギー

化粧品の中の何らかの成分が体に合わないと、細胞が記憶した人のみに起き、肌の状態に関係なく、また体のどこに塗っても発疹がでます。

かぶれの原因を調べる検査と対策

検査にはパッチテスト使用テストがあります。

*パッチテスト

これは、使っていた化粧品を皮膚につけてテープで覆い、2日後にはがして、皮膚が何により赤くなっているか調べる検査です。かぶれの原因製品がわかったら、次にメーカーにその製品に含まれている成分(何十種類も入っています)を取り寄せて、再びパッチテストをすることによりかぶれの原因成分がわかります。化粧品の容器または外箱に、その化粧品に含まれるすべての成分が表示されています。購入される前にパッケージをチェックして記載されている成分があったら使用をさけることにより、今後かぶれを防ぐことに役立ちます。

*使用テスト

皮膚のやわらかい腕の内側に、1日2回10円玉くらいの大きさをめどに塗布してください。その間の入浴はぬれないようにして入り、4日間ほど同じところに塗り、どの化粧品で赤くなるかを調べます。また新しい化粧品を使用する前も、同様に行うとかぶれの予防にもなります。

かぶれを起こしやすい成分

化粧品でアレルギーの原因となるのは、香料、色素、基剤成分などが多いです。これらの物質は、食品、薬品、衣料品などに含まれていることもありますので、日常生活でも十分注意してください。

*香料

化粧品かぶれの原因の第一位です。香料のイソオイゲノールは、カレー粉、スパイス、ガム、お菓子などに入っています。貼り薬、胃腸薬、歯磨き粉には、ペパーミントなどの香料が含まれています。

*色素アレルギー

衣服、食品、薬にも色素が使用されています。

*界面活性剤

石鹸、シャンプーなどに含まれる洗浄剤の成分。これによる刺激の人も多いです。

*ラノリンアルコール(乳化剤)

クリーム、口紅、ヘアケア製品、塗り薬に含まれている物質

*PPDA(パラフェニレンジアミン)

酸化剤、永久染毛剤(ヘアダイ、ヘアカラー)などによく含まれている物質

色素沈着型かぶれ

赤くも痒くもならないため、ずっと合わない化粧品を使っているうち、シミになるかぶれもありますので気をつけましょう。

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