TOP  >  皮膚の病気  >  皮フ癌

皮膚の病気

皮フ癌

1.悪性黒色腫

皮皮膚癌でもっとも怖い癌は、悪性黒色腫と言う癌です。なぜなら、急速に大きくなり、転移しやすく、なかなか良く効く薬がないからです。でも、小さいうちに見つけて手術することにより治ります。 悪性黒色腫は、皮膚のメラノサイトと言う、色素を作る細胞からできた癌 です。

・症状

初めは主として黒褐色調の皮疹ですが、紅色であったり、白色であったりすることもあります。 一般に辺縁はいびつで、色むらがあり、左右が非対称で、大きさは6ミリ以上であることが多いです。これが大きくなり盛り上がって出血したり、周りに黒い小さな色素斑ができたりします。

・起こりやすい場所

足の裏が最も多く、その他、顔や脚、体、爪、眼球、口腔などにみられます。子供から高齢者まで起こり得ます。

・治療

癌の深さ、大きさ、転移の有無などをよく調べて、手術方法や、放射線治療、化学療法をどのように行うか決めます。
将来、悪性黒色腫になりやすい皮膚の病気があります。それは、

  1. 生まれつきの数センチ以上のほくろ
  2. 毛の生えている巨大なほくろ

*これらは、美容的にも発症予防の意味でも切除してしまうのがいいと思います。

・足底の黒色の皮疹はどうしたらよいですか?

生まれたときにはなくて、後になって出てきたもので、7ミリ以上の色素斑は、切除して診断したほうが望ましい。7ミリ以下でも、色や形が不規則で、50歳以上の人に見られたときは、切除して診断したほうが良い。

・爪の黒い色素線状はどうしたらいいですか?

普通でも日本人では、20~30%みられます。爪の悪性黒色腫である可能性の高い爪の特徴は

  1. 成人以降になって気付かれる爪の色素沈着
  2. 横幅6ミリ以上の色素斑が爪全体にみられる
  3. 色が薄褐色から濃い褐色ないし黒色までの濃淡差がみられるか、あるいは、一様な黒色調を示す
  4. 爪の根元の皮膚や指尖の皮膚に黒褐色斑を伴う

2.扁平上皮癌

紫外線により扁平上皮癌が起こりやすくなります。高齢者に多く、顔、手背に良くできます。症状は、赤く隆起し、表面がジクジクした汚らしい腫瘍です。 やけどのひきつれた痕や、日光角化症(後述)などからできることもあります。治療は切除や抗がん剤、放射線治療です。

3.基底細胞上皮腫

比較的おとなしい癌ですが、時に骨まで破壊することがあります。基本的には、黒い光沢のある軽度の盛り上がった腫瘍ですが、色々な形があります。 徐々に大きくなり、顔にできることが多く、ほとんどが40歳以上の人に起こります。日光は多少関係します。

4.ボーエン病(皮膚の浅い癌)

円や楕円形の、褐色から黒褐色の皮疹で、カサカサやカサブタがついています。体、腕、下肢に多いです。進行すると転移をします。 内蔵悪性腫瘍があることもあります。治療は、手術、抗がん剤の外用、液体窒素療法。

5.ページェット病(皮膚の浅い癌)

乳房、わきの下、陰部にできやすい赤く、浸潤のある皮疹です。よく湿疹と間違え、湿疹の薬を長く塗っているうちに進行してしまう例を見かけます、リンパ節転移、全身転移をします。

6.日光角化症(皮膚の浅い癌)

顔、手背のような光にあたる部位にできやすい、赤くざらざらした皮疹で、時に角状になることもあります。高齢者、紫外線によくあたる人におこることが多いです。約25%が扁平上皮癌になります。治療は、切除、抗がん剤の外用、液体窒素療法

その他にも色々ありますが、主なものをあげました。